ノートに書く・まとめるだけが勉強じゃない
日本の学校教育は、古来より、勉強といえばノートに文字を書くことだという先入観を植え付けてきた。
僕の通っていた中学では、社会の授業で、学校の出す評定において、ノート点というものがあった。
授業で黒板の板書をしっかりととっているか、とか、きれいにまとめてあるかとかいった内容を、ノートを提出させて判定するものだ。
僕はノートをきれいにとるタイプではなかった。
枠ははみ出すし、板書もとっておらず、授業はぼーっと話をきいているだけだった。
また、毎日自主学習最低1ページをこなしたノートを提出しなければならなかったのだが、9割数学1割その他といった感じだった。
疑問に思っていたのは、教科書と同じ内容のことをわざわざノートにまとめ直すことだ。
僕は字がきれいなほうではないので、むしろ自分でまとめたほうが読みにくい。
そういったこともあって、社会科の評定の一部を捨て、ノートは計算以外に使うのをやめた。
そして今、ノートの新しい使い方を知った。
プログラミングの勉強に際して、もちろん本に書いてあることを写すことはしていないが、その内容を自分なりにアレンジをして、書き出す際に使ったり、エラーを書きとどめておくのに使っている。
アウトプットに使っているのだ。
板書を否定するわけではないが、僕の中でノートはアウトプットに使うのが最適であるという結論がでた。