60歳でもらえる退職金を今ほしい理由

通常、退職一時金というものは、退職時に支払われるものだ。

 

老後の生活のことや、それまでの貯蓄のことをは考えないこととする。

 

僕は、60歳における一千万円の価値を知らない。

 

実際に自分がそうなったときの環境や情勢を知らないし、僕が健康に生きているかもわからない。

 

ただ、ひとつ確実に言えるのは、60歳における一千万円よりも、今の自分にとっての一千万円のほうが価値が高いということだ。

 

さらに、厚生労働省が出しているデータ「就労条件総合調査」によると、平均退職金はここ15年間で、700万円ほど減少しており、なお減少傾向にあることがわかっている。

 

世界でみた日本の競争力の衰退であったり、様々な問題が複雑に絡んでいることが原因だと考えるが、僕は今後の日本経済にあまり期待をしていない。

 

日本円の価値がどんどん低くなり、物価が上昇を続ける今、数十年後の一千万円の価値は、果たして今とほぼ変わらない価値を持つだろうか。そもそも退職金の額もさらに減っている可能性は非常に高い。

 

僕たちは今を生きている。過去でもなく、遠い未来でもない。

 

昨日の記事でも紹介したが、終わりを意識することは、生きるうえで大切なことだと思う。

 

普段、死について意識することは少なかったが、2人に1人がガンにかかる時代だ。

 

いつ人生が終わってもおかしくないし、普段通りの生活が明日も続く保証はどこにもない。

 

ここで、あの偉人の言葉が頭をよぎる。

 

「明日死ぬと思って今日を過ごせ、不死身と思って勉強しろ」

 

僕が名言に対して考える記事は、後日公開する予定だが、これは本当に素晴らしい言葉だと思う。

 

平均寿命は年々上昇しているとはいえ、退職まで無事に過ごせる保証もない。

 

今を生きる